2025年04月03日
京都市下京区の「鈴木内科医院」の
内視鏡専門医による胃カメラ検査で
がんの早期発見に繋げる

鈴木内科医院では日本消化器内視鏡学会の専門医・指導医資格を持つ院長による高精度な検査を実施しています。最新の内視鏡システムと専門的な技術により、小さな病変も見逃さない精度の高い検査と、患者さまの苦痛を最小限に抑える検査環境を両立。鼻からの胃カメラ(経鼻内視鏡)や必要に応じた鎮静剤の使用など、患者さまお一人ひとりに合わせた検査で、がんの早期発見に努めています。
院長よりメッセージ


院長鈴木 隆裕
Suzuki Takahiro
鈴木内科医院は京都市下京区仏光寺油小路に位置し、親子二代にわたって地域医療に貢献してきた歴史ある医院です。先代から地域のかかりつけ医として多くの患者さまの健康を見守り、現在は消化器内科を専門とする院長のもとで最新の医療をご提供しています。特に内視鏡検査においては高性能な内視鏡システム「ELUXEO 7000システム」を導入し、胃がん検診や消化器症状の精密検査に対応しております。
featuresfeatures医療ライターから見た
鈴木内科医院の
内視鏡検査の特徴

専門医・指導医の豊富な経験に
裏付けられた技術力
鈴木内科医院の最大の強みは、院長が消化器内視鏡専門医・指導医としての資格と豊富な実績を持つ点です。年間2,000件近い胃カメラ検査を行った経験があり、京都第一日赤での長年の勤務を通じて培われた確かな技術で検査をおこないます。

苦痛を最小限に抑える
患者さま目線の検査
胃カメラ検査の最大の壁は「痛い・苦しい」というイメージですが、鈴木内科医院では患者さまの苦痛を最小限に抑える工夫が随所に見られます。鼻からの胃カメラ(経鼻内視鏡)を積極的に取り入れ、嘔吐反射による不快感を大幅に軽減しています。また、検査中はリラックスできる音楽を流したり、モニターで自分の検査映像を見たりすることで不安を和らげるなど、心理面のケアも充実。多くの患者さまの声を聞き、改善を重ねてきた患者さま目線の検査環境が整っています。

高性能な内視鏡システムによる
精度の高い検査
最新の富士フイルム社製「ELUXEO 7000システム」を導入し、高精細な画像による精度の高い検査を実現しています。この高性能システムにより、通常では見逃しがちな微小な病変や早期がんの発見率が向上。最新の特殊光観察も駆使して、よりくわしく粘膜観察が可能です。
漫画動画でわかる
内視鏡検査
interviewinterview院長 「鈴木 隆裕
(すずき たかひろ)」先生
に独自取材

胃カメラ検査を受けていただくために工夫をされていますか?
当院では、患者さんになるべくご負担の少ない、安全で安心な胃カメラ検査を実施しています。患者さんのご希望に応じて鼻から口からも選べますし、鎮静をかけることもできますよ。

- 胃カメラ検査だけで年間2,000件近くの実績があり、多くの症例を経験
- 最新検査機器を導入し、通常の観察では発見しづらい病変・がんの早期発見に尽力
- 鎮静剤の使用など、できる限り苦痛を抑えた検査を実施
先生のご専門分野は消化器の特にどの部分なのですか?
上部消化管、つまり胃と食道が専門です。ただ、胆のう、膵臓などにも興味があり、その方面もかなり勉強してきました。結局、消化管全般を診ることになるのですが、上部消化管が一番のメインだと思います。
内視鏡検査でたくさん専門資格をお持ちだとか…
- 日本消化器病学会 消化器病専門医
- 日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医・指導医
これらの専門資格を持っています。
消化器内科医として、特に力を入れている部分はどこでしょうか?
消化器内科医なので、どうしてもがんを扱う科だと思っています。循環器内科が心臓や高血圧を扱うように、我々は悪性疾患を扱います。開業医なので設備的に治療までできない難しい面もありますが、早期発見に特に力を入れています。
地域の方々が病気で苦しむことを少しでも減らしたいという思いで日々診療しています。
胃カメラ検査が口からの検査が苦しいと言われるのは何故でしょう?
胃カメラ検査が、口からの検査が苦しいと感じる理由は、マウスピースがあり口が閉じられない状態で、舌の上にカメラが乗り、嘔吐反射が起きてしまうからなのです。
それが鼻から検査すると変わるのですか?
鼻からの場合は口が閉じられますし、舌の上にカメラが乗らないので、その反射は少なくなります。ただ、骨格的に鼻が狭い方もいらっしゃるので、そういう方は口からになりますが、以前より細いカメラを使いますので、昔の経験よりは楽だと思います。
鼻からの胃カメラ検査ってこわくないですか?


当院では患者さんの苦痛を少しでも軽減するために、鼻からの胃カメラ検査(経鼻内視鏡検査)
を積極的に取り入れています。従来の口からの検査と比べて、嘔吐反射が少なく、検査中も会話ができるのですよ。
検査中に唾液が溜まることによる不快感も軽減されるため、楽に検査を受けられる方が多いです。もちろん、鼻の形状により経鼻内視鏡が難しい方もいらっしゃいますが、そのような場合でも細径のスコープを使用して口からの検査をおこない、できるだけ苦痛の少ない検査を心がけています。
胃カメラ検査中の患者さんへの心理的なケアはどうされていますか?
検査中はできるだけ自分のカメラのライブ映像を見ていただくようにしています。意識がそちらに向くと、不安感が軽減される方が多いです。
環境面で工夫されていることもあるとか
リラックスできるような音楽を流すなどの工夫もしています。検査に対する不安は人それぞれで、検診で来られる方もいれば、何か病気があるのではないかと心配で来られる方もいます。個々の状況に合わせた声かけや説明を心がけています。
実際のところバリウム検査と内視鏡検査、どちらがおすすめですか?
バリウム検査と内視鏡検査は全く異なる検査なので、苦しさの比較は難しいのですが、精度という点では内視鏡検査の方が遥かに優れています。最近は胃カメラを受ける方も増えていて、以前ほど抵抗感は少なくなってきていると思います。
京都市では胃がん検診で内視鏡検診もできるようになってきているので、内視鏡検査を受けられる方も増えています。他府県ではまだ導入されていない地域も多いですが、京都は比較的進んでいますね。
京都市の胃がん検診についてもう少しくわしく教えてください
胃がん検診は内視鏡検査による検診が、京都市では導入されており、精度の高い検査を受けることができます。定期的な検査が早期発見・早期治療につながりますので、積極的にご利用いただければと思います。

多くのがん患者さんを診てきた経験から、「がんで亡くなる方をおひとりでも減らしたい」という思いで検診に力を入れています。
検査後の説明はどのように行われますか?
検査後は、患者さんに検査画像をご覧いただきながら、わかりやすく丁寧にご説明いたします。
内視鏡検査に限らず、各種健康診断もそうですが、検査・健診は受けるだけではなく、結果をしっかり理解して今後の健康に繋げることが大事です。
もし検査でがんが見つかった場合、その後のフォローはどうなりますか?
がんが見つかった場合は提携病院をご紹介しますが、手術後のフォローは当院で継続してお受けします。
患者さんだけでなく、ご家族も不安になることが多いので、必要に応じてご家族も一緒に説明を聞いていただき、みなさんが安心できるようにしています。
胃カメラ検査を受ける頻度はどのくらいが理想的ですか?
一般的には、胃がん検診として2年に1回の内視鏡検査が推奨されています。ただし、ピロリ菌感染の既往がある方や、胃粘膜に萎縮があるなどのリスク要因がある方は、年に1回の検査をおすすめしています。
過去に内視鏡治療を受けた方や、胃がんの家族歴がある方なども、より頻繁な検査が必要になる場合があります。個々の状況に応じて適切な検査間隔をご提案しますので、まずは一度ご相談いただければと思います。定期的な検査が胃がんの早期発見・早期治療につながります。
今、話にあがった、ピロリ菌と胃がんの関係、また除菌治療について教えてください
ピロリ菌感染は胃がんの主要なリスク因子として知られています。日本人の胃がんの多くはピロリ菌感染が関与していると考えられており、除菌治療によって胃がんリスクを低減できることが研究で示されています。
ピロリ菌の除菌は保険が適応されるのですか?

当院ではピロリ菌検査(血液検査、尿素呼気試験、内視鏡検査での組織採取など)をおこない、陽性の場合は保険適用の除菌治療をご提供しています。
ピロリ菌の除菌によって胃がんリスクは低下しますが、完全になくなるわけではありません。
特に胃粘膜の萎縮が進んでいる方は、除菌後も定期的な胃カメラ検査を受けることをおすすめしています。
