2026年3月9日
淡路市「おかもと循環器クリニック」
が提供する、心血管リスクまで
見据えた睡眠時無呼吸症候群(SAS)診療

兵庫県淡路市にある「おかもと循環器クリニック」は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)を単なる睡眠の問題としてではなく、高血圧や心筋梗塞、脳梗塞などの重大な循環器疾患のリスク因子として捉え、総合的に管理しています。自宅でできる簡易検査装置の貸し出しにより、仕事を休むことなく検査が可能な患者さんの利便性を重視しています。CPAP治療の導入から継続管理まで一貫してサポートし、「毎日装着しなければならない」という負担を軽減するため、柔軟な治療方針をご提案しています。地域のかかりつけ医として、いびきや日中の眠気といった症状の背景にある心血管リスクにも目を向け、安心して相談できる医療をめざしています。
循環器専門医だからこそ提供できるSAS診療

院長岡本 浩
Okamoto Hiroshi
淡路医療センターで17年間、循環器内科医として第一線で活躍してきた岡本院長は、睡眠時無呼吸症候群と循環器疾患の深い関連性を熟知しています。息が止まることで交感神経が高ぶり、体が休まらず高血圧のリスクが高まり、動脈硬化から心疾患へとつながるメカニズムを踏まえ、睡眠時無呼吸症候群(SAS)を動脈硬化のリスク因子として総合的に評価します。「患者さんと同じ目線で、対等な関係を大切にする」という診療姿勢のもと、CPAP治療が続かない患者には生活習慣の改善や他の治療法を柔軟に提案し、患者が治療を継続しやすい環境を整えています。
features医療ライターの視点から
おかもと循環器クリニックが
大切にしている
睡眠時無呼吸症候群
(SAS)への対応

循環器専門医ならではの心血管リスク評価
高血圧のリスクとなり、動脈硬化から心疾患へとつながります。循環器専門医としての豊富な経験を持つ岡本院長は、SASを動脈硬化のリスク因子として捉え、高血圧、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞など心血管系疾患との関連を含めて総合的に管理しています。

自宅でできる簡易検査で受診のハードルを下げる
入院不要の簡易検査装置を貸し出し、患者は自宅で2日間装着して検査を受けることができます。仕事を休む必要もなく、クリニックで使い方の指導を受けた後、自宅に持ち帰って検査を実施します。検査後にクリニックで解析を行い、重症度に応じて即座にCPAP治療を開始するか、中等度の場合は淡路医療センターで精密検査(PSG検査)を受けていただくかを判断します。「コンビニのようなクリニックでありたい」という思いのもと患者さんの利便性を重視した体制を整えています。

CPAP導入から
継続管理まで
無理をさせない
一貫したサポート
CPAP治療は継続が重要ですが、装着に慣れない方や合わない方も一定数おられます。当院では、装置の選択から使用方法の指導、定期的なフォローアップまで一貫してサポートしています。CPAPのデータはクラウドに送信され、装着率や無呼吸の状況を把握できるため、外来時に具体的なフィードバックを提供します。また、「毎日装着しなければならない」という負担を軽減するため、週に1、2日休んでも良いという柔軟な姿勢で、患者さんが治療を継続しやすいよう「同じ目線」で寄り添っています。
interviewinterview院長 「岡本 浩
(おかもとひろし)先生に
独自取材

睡眠時無呼吸症候群(SAS)で先生が考えられるポイントを教えてください
- 高血圧のリスクが高まる
- 心疾患(狭心症・心筋梗塞)のリスクが高まる
- 脳梗塞のリスクが高まる
などが睡眠時無呼吸症候群(SAS)の患者さんに知っておいてほしい重要なポイントです。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は循環器疾患とどのような関係がありますか?

睡眠時無呼吸症候群(SAS)では、夜間に息が止まることで体が窒息状態となります。通常、睡眠中は副交感神経が優位となり体がリラックスモードになりますが、息が止まると交感神経が高ぶり、体が休まりません。この状態が続くと高血圧のリスクとなり、高血圧から動脈硬化が進行し、心疾患へとつながります。
睡眠時無呼吸症候群は動脈硬化のリスク因子のひとつとして認識されており、心臓への負担を含めて総合的に管理する必要があります。
いびきをかくことと睡眠時無呼吸症候群(SAS)の違いは何ですか?
いびきをかいているだけなのか、実際に呼吸が止まっているのかは、ご家族に確認していただく必要があります。
特に注意が必要なのは、昼間も眠くて仕方がない方です。
夜に眠れていないため、昼間すぐに気づいたら寝てしまう方がいます。これが原因で運転中に居眠りをして事故を起こすこともあるため、そのような症状がある方は積極的に検査を受けることをおすすめします。
日中の眠気以外に、睡眠時無呼吸症候群(SAS)を疑うべきサインはありますか?
朝から血圧が高い方は注意が必要です。
体が休まっていないサインであり、無呼吸の可能性が高いです。また、肥満の方やお酒をたくさん飲む方もSASのリスクが高まります。生活習慣病に該当する方は、睡眠時無呼吸症候群の検査も受けることをおすすめします。
自宅でできる簡易検査とはどのようなものですか?
クリニックに来院していただき、看護師または検査技師が機械の使い方を指導します。その後、自宅に持ち帰って2日間使用していただき、再度クリニックに持ってきていただきます。当院で解析を行い、結果をお伝えします。
重症度が高い方と軽症の方はその場で判断でき、中等度の方には淡路医療センターでの精密検査(PSG検査)をおすすめしています。

どの程度の重症度からCPAP治療が必要になりますか?
1時間あたりにどれだけ息が止まっているかを示す指標「AHI」を使用します。AHIが40を超える場合は即座にCPAP治療を開始します。AHIが10〜20程度の中等度の方は淡路医療センターにご紹介し、30〜40の重症寄りの方はご本人と相談してCPAPの手配をするかどうかを決めます。このように、ガイドラインに基づいた数値で判断しています。
CPAP治療を始める際、患者さんが不安に思われることは何ですか?
マスクを装着して寝ることに抵抗を感じる方がいます。実際に機械を手配して使用していただいても、どうしてもできないという方は一定数います。
どうしてもCPAP治療が苦手な方への対応はどうされているのですか?
- 生活習慣を変えてダイエットをする
- 喉の贅肉を減らす
- お酒を控える
などの方法を提案します。
それでも改善しない場合は、耳鼻科で気道を広げる手術を受けることも選択肢のひとつです。

CPAP治療を続けることで、どのような変化が現れますか?
血圧が下がり、体が休まるため、起床後に体が元気になります。
昼間の眠気もなくなり、血圧も若干下がります。体調が大きく改善するため、CPAPをつけずには寝られなくなる患者さんも多くいます。
CPAP治療を長く続けるための工夫はありますか?
毎日装着しなければならないとなると苦しくなるため、週に1、2日は装着せずに寝る日があっても良いという気持ちでお過ごしいただく方が、長く続けることができます。現在、CPAPのデータはクラウドに送信され、装着率や無呼吸の状況を把握できます。外来時にそのデータをお渡しし、「頑張っておられること」など丁寧にフィードバックを行っています。
CPAP以外の治療法はありますか?
マウスピース療法もありますが、実際に使用している方はほとんどおらず、CPAPが主流です。また、耳鼻科で喉の気道を広げる手術を受ける方法もあります。ただし、根本的な改善には、ダイエットと食生活の改善、運動が不可欠です。
運動は全ての生活習慣病の改善に共通する基盤となります。

肥満とSASの関係について教えてください。
肥満の方は喉周りにも脂肪がつくため、気道が狭くなりやすく、SASのリスクが高まります。体重を減らすことでSASが改善する可能性があるため、CPAPに頼らずに治療したい場合は、食生活の改善と運動が重要です。
- 所在地
- 〒656-2131
兵庫県淡路市志筑1860-1
- 交通手段
-
- 計14台の駐車場を完備


Doctordoctorこの記事の監修医師

岡本 浩 院長
おかもと循環器クリニック
神戸大学医学部を卒業後、神戸大学附属病院第一内科に入局。大学病院や基幹病院を経験したのち、淡路医療センターにおいて循環器内科医として第一線で活躍。2020年淡路市でおかもと循環器クリニックを開業。狭心症、心筋梗塞、不整脈、心不全など、循環器疾患全般の診断・治療に豊富な経験と実績を持つ日本循環器学会認定循環器専門医。「患者さんと同じ目線で、対等な関係を大切にする」診療姿勢を貫き、「困って来て、笑顔で帰る」をモットーに、地域に根ざした医療を提供している。心臓リハビリテーションにも力を入れ、予防医学から専門治療まで幅広く対応する。
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